ガバナンスという都合の良い言葉 - ネットワーク管理者というお仕事

ネットワーク管理者というお仕事

元ネットワーク管理者のブログ。最初はネットワーク管理を中心に書いていましたが、最近はユーザ寄りのお話が多めです

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私がネットワーク管理者をしていた時に情報システム部門内で流行っていた言葉に「ガバナンス」という言葉があります。丁度J-SOXの話があったからか、責任者の方々はこぞって「ガバナンス」「ガバナンス」と連呼していたのを覚えています。当然、私も次第にこの言葉を使い出したのですが、一時期から使うのを極力避けるようになりました。それは、次に話すような嫌な思いがキッカケでした。

当時、私はとあるグループ企業のネットワーク管理者。そして、私の上には更に各グループ会社を統括する本社の管理者の方々がいました。その本社の方々とは頻繁にネットワーク管理に関する様々な打ち合わせや調整を行なっていたのですが、調整が行き詰ると必ずといって良いほど出て来た言葉が、このガバナンスという言葉。

 「すみません。これはガバナンスですから」
 「これはガバナンスですから協力してください」
 「この件は、ガバナンスにより ~ ですから、出来ません」
 「これはガバナンスです」

最初からこれを言ってくるのならまだ納得出来る部分もあるのですが、話をある程度していった後に出てくるから溜らない。どうせ印籠を出すなら戦う前に出そうよ・・・と何度思ったか。。それに、何でもかんでもガバナンスに持っていくのは勘弁してほしかった。「ガバナンス」って、意味があっているあっていないは関係なく、結構どんな話にも応用が効く都合がいい言葉なんだよね^^; それと付け加えるなら、同じネットワーク管理部門内の話し合いとは言えど、こちらはユーザを背負ってきているんだから軽々しくガバナンスと言う言葉を出すべきではないと思うんだ。
とまあ、相手の振り見て我振り直すじゃないけど、上と話す時以外は極力「ガバナンス」という言葉を使うのを避けるようになった。
因みに私と一緒に仕事していたシステム系の先輩も同じような経験をしたらしく、「ガバナンス」という言葉を毛嫌いしていました。恐らく、他の会社でもこういった例は多いのではないでしょうか。

こういったことが起きる背景にあると思われるのが組織の官僚化。もし、ネットワーク管理者が、ユーザに対してガバナンスという言葉を頻繁に使うようになったら組織の「官僚化」を心配した方が良いと思う。因みに、こうやって偉そうに書いている私も、人たび会社に戻れば官僚化していた事は秘密です|彡サッ


  官僚制組織について詳しく書かれているWebページ
   1. 組織論 第5章「官僚制組織」 ~株式会社イニシア・コンサルティング













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