2009年07月の記事 - ネットワーク管理者というお仕事

ネットワーク管理者というお仕事

元ネットワーク管理者のブログ。最初はネットワーク管理を中心に書いていましたが、最近はユーザ寄りのお話が多めです

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IT Proに興味深い記事が

 「7月に通信事業者の新サービスが勢ぞろいした。これを使えば,ネットワークのコストを30~40%削減できる可能性が高い」と言うのは,NEC企業ネットワークソリューション事業本部 技術主幹の松田次博氏である。

 同氏は,2009年7月24日にNECが開催したプライベート・セミナーで“革新する企業ネットワーク”をテーマに講演した。その中で,最近注目しているネットワーク・サービスとして,固定通信系ではKDDIの「Wide Area Virtual Switch」とNTTコミュニケーションズの「バーストイーサアクセス」,無線通信系では,携帯電話事業者各社が提供するワイヤレス・ブロードバンド・サービスを取り上げた。固定系の二つのサービスは,トラフィックが急増した場合には,契約帯域を超え,回線の物理速度の上限まで利用できるサービスである。

引用元:「“ネットワークの7月革命”で30~40%のコスト削減が可能に」,NECの松田氏が講演(IT Pro)



ふむふむ、これからは「Wide Area Virtual Switch」と「バーストイーサアクセス」ですか。確かに利用者視点で見ると面白そうなサービス。IP-VPNや広域LANの登場以来、今ひとつパッとしたサービスが出てこない感がありましたが、これが新たなトレンドになっていくかもしれませんね。

ところで、松田さんといえば私にとっては神的存在(と言っても実際顔を見たことさえありませんが)。古くから情報化研究会ホームページというサイトで「間違いだらけのネットワーク作り」という連載をしており、私もネットワーク管理者時代に毎回読んで参考にしてました。私が読み出した当時は丁度IP-VPNや広域LANのサービスが出だした頃。今でこそ広域LANは珍しくなくなりましたが、当時はIP-VPNの陰に隠れる存在。ネットワーク系の雑誌を見ていても、IP-VPNを紹介している記事の方が圧倒的に多かったと記憶しています。そんな中、上記サイトでは早くから広域LANのメリットに注目していたのが印象的でした。

なお、松田先生はIT Proにも連載を持っています。ネットワーク管理者の方はこちらも参考にしてみては如何でしょう。オススメです。

松田次博 間違いだらけのネットワーク作り(IT Pro)





以下余談。

そんな訳で私も広域LANに興味を持ち、実際に導入していました。ベンダー側の構築経験もほとんど無い中での導入でしたので多少びくびくしながらの導入でしたが、導入してから私が辞めるまでの4年間程の間、当該ネットワークのトラブルはほとんど発生せず、帯域確保と費用削減に大きく貢献してくれました。また、導入実績を積みたいということでキャリアやベンダー側が積極的に技術面&費用面でサポートしてくれたのも意外なメリットでした。多少問題があったとすれば、出来たばかりのサービスの為か回線借用がやたらと多かった事くらいです(これもキャリア分けで2回線引いていたのである程度回避出来た)。
と言うわけで、新サービスとなると尻込みをする事が多いと思いますが、これぞと思ったら積極的にチャレンジしてみては如何でしょう。勿論、事前に十分な検討が必要ですけどね。

なお、本記事は広域LANを推奨している訳ではありませんのであしからず。フィットするネットワークは会社によって千差万別ですので、自社の状況に合わせて判断下さい。  でも、これが難しいんだよな・・・・orz

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またまたAdobe Flashに脆弱性が見つかったそうです。

 ・Flash Playerに危険な脆弱性、悪用する「PDFウイルス」が出現 (IT Pro)



 本脆弱性に関するAdobeからのSecurity advisoryはこちら
 ・http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa09-03.html

なお、本脆弱性を解決した修正版はまだ未公開。IT Proの記事によると、Flash Playerが7月30日、Adobe ReaderとAcrobatは7月31日までにアップデートを提供するようですので、それまではFlashプラグインを無効にする等の対応方法しかないようです。既に脆弱性を突く悪質なPDFファイルも見つかっているそうですのでご用心を。

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毎年7月最後の金曜日はシステム管理者感謝の日。今年は7月31日(金)がシステム管理者感謝の日となります。


   SysAdminDay


ネットワーク管理者をしていた時に周りからよく「仕事大変でしょ」と言われましたが、実際大変。私の所属していた課では8人中3人が病気で倒れ居ないときがありました^^; しかも、みんな重症。また、ここ数年は情報流出等の問題から責任も大きくなるばかり。一方でこの景気状況では経営者層からのコストダウンの圧力が大きくなり、より管理者の負担が増しているのではないでしょうか。

というわけでユーザの皆様、システム管理者の日くらいは管理者の方に温かい目を向けてくれたらと思います。もしくは感謝の声を掛けてあげてみては如何でしょう。普段、裏方の仕事をしている人間にとって、その声はきっと心の支えになると思います。

少し重い話になってしまったので、最後は面白い曲でも。下記リンク先に、「The System Administrator Song」という曲の動画があります。システム管理者の事を歌った面白い曲ですので、システム管理者の方にオススメ。

   Deadtroll.com


歌詞はこちらです。


以上


当サイト内関連記事:
今日はシステム管理者感謝の日

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私事を少し。

先週、母が小脳出血で倒れ、緊急入院しました。今日で入院して1週間弱。小脳出血という病気は死に至る事も少なくない病気だそうですが、母の場合は幸い出血が少なかったため、手術もすることなく、倒れて3日目にはICUから一般病棟へ移動しています。数日前からは体を起こすリハビリも開始。今でも眩暈や吐き気といった症状は残っているようですが、会話や食事にもそれ程困らない状態まで回復しています。まだ安心出来る状況とは言えませんが、現段階においてこの程度で済んでいるのは本当に不幸中の幸いでした。

まあそんなこんなで一週間。家も大分落ち着きを取り戻し、今はこれからの事に備え頭の中を少し整理しているところです。

以上、暗い話をしてしまってすみません。書こうかだいぶ迷ったけど、これを書かないとずっとモヤモヤしながらブログを書くことになりそうだったので・・・^^;



2009/10/4追記
先日、母が退院しました。入院期間は一般病棟に1ヶ月。リハビリ病棟で2ヶ月。今後は月1回の通院となるようです。
まだ眩暈や軽い麻痺が残っており家の中を歩くのにも補助が若干必要な状況ですが、会話や食事などは特に問題なし。色々と問題や不安が無いといえば嘘になりますが、とりあえずこの程度の症状で済んだのは不幸中の幸いでした。一応、報告まで。

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7月の定例アップデートは6件。前回書いた972890の脆弱性は「MS09-032」で解決するとのことです。

このセキュリティ更新プログラムは、最初にマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 972890 で説明した脆弱性も解決します。

引用元: マイクロソフト セキュリティ情報 MS09-032 - 緊急(マイクロソフト)


なお、既にアドバイザリ 972890 の回避策(Microsoft Fix it)を適用している場合の対応方法については、上記リンク先の「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」という部分に詳しい説明がありますので、その内容をよく読んだ上で対処しましょう。


それと、今日はFirefox3.5の脆弱性についても発表があったようです。

 ・Mozilla Firefox 3.5 に任意のコードが実行される脆弱性(JVN)


Firefox3.5を入れている方はご確認を。


2009/7/17追記

昨日、Firefox3.5.1がリリースされました。Firefox3.5の上記脆弱性が解決されているようです。


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本日、マイクロソフトから下記セキュリティアドバイザリが出されています。

  マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (972890)
  Microsoft Video ActiveX コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される

影響を受けるシステムは、Windows XPとWindows 2003 Server。既に本脆弱性を突いた攻撃が確認されているようです。一方で、本脆弱性に対するパッチはまだ開発中。パッチが出るまでは、ウイルス対策ソフトなどのセキュリティベンダー側の対応を待つか、アドバイザリに掲載されている方法でActiveX コントロールを無効にする位しか対応方法がないようです。この脆弱性問題、しばらく注視した方が良さそうです。

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