ネットワーク管理者というお仕事

元ネットワーク管理者が語るネットワーク管理のお話。ネットワーク管理者の仕事の内容や苦労話、ノウハウ等を綴っていきます。

この講座は前回の記事に出てきた専門用語や関連する事柄などを、
ネットワーク技術者や管理者を目指す方や興味がある方向けに、掘り下げ解説したものです。

こちらも御社の指示通り設定しているんですが、

  ネットワーク構築を他社に依頼する場合は、大きく分けて3通りの依頼方法があります。

  1:丸投げ。
  2:作業指示書や設定書などを渡し、構築作業だけを行なって頂くパターン。
  3:ネットワーク構築業者に提案を頂き、それから打ち合わせ等で
    構成や設定等を煮詰めていくパターン。
  
  今回の記事は2番目の指示書のパターンです。

  費用的に考えると1が抜きに出て高く、2が一番安くなる傾向にありますが、
  依頼側の負担で考えると全く逆の結果になります。

  一般的には3を採用する場合がほとんどでしょう。
  1はやったことがありませんが、ネットワークの管理を自社で行なわず、
  全てアウトソーシング(他社に委託)する場合などはこのパターンです。

  なお、2は一般のネットワーク構築業者ではなく、保守業者に依頼する時によく使います。
  一般的に1と3はネットワークエンジニア(or システムエンジニア)、
  2はカスタマーエンジニアと担当するエンジニアも変わってきます。


カスタマーエンジニア(CE)

  カスタマーエンジニア(以降CE)は、主に機器の保守や点検、機器の納入設置を行ないます。
  保守という関係上、修羅場に赴く事が多く、CEさんからはよく愚痴を聞かされました。
  大変なお仕事ですが、非常に大事な仕事です。
  今のネットワークは彼らが支えていると言って良いと思います。

(前回の続き)

現場に到着すると、予定より早くB社(ネットワーク構築業者)とC社(回線業者)のエンジニア
の方々が到着しており既に原因調査を開始していました。

早く直して開放されたかった私は、挨拶もまばらに先輩に教えられた対応方法をエンジニアの方に指示(というかお願い)。

すると、思いもよらぬ回答が。

 B社担当「既に試しましたが、駄目でした。回線の方も調べてもらいましたが問題なしとの事です」
 私   「Σ(゚Д゚)ノノえ?」
 B社担当「こちらも御社の指示通り設定しているんですが、御社側の設定が間違っている
      って事は無いですか?」
 私   「・・・」

背後では、迎えに来てくれた取締役の方がじっと対応の様子を見学中。。

 私   「とりあえず、本社側にも人が待機しているので調査してもらいます(;´▽`A
      ここで携帯を使ってもかまいませんか?(駄目といわれれば一旦外に逃げられる・・・)」
 取締役 「大丈夫ですよ」
 私   「・・・では、ちょっと電話します。。」

というわけで、本社に待機していた先輩方に電話。
原因を探ってもらったのですが、いくつか設定の変更を試したものの全く直らず。。
終いには先輩からの「原因が分かったら電話するからちょっと待って」の電話を最後に長い待ち時間に。
(なお、この時点でC社側には問題ないと判断し、帰社して頂いています)

とりあえず、ただ待っている訳にも行かないので、持ってきた機器のマニュアルを開く私。
ちなみに、それまでルータの設定を見たことも無ければ、触った事もありませんでした。
あくまでその場凌ぎです。。

彼此している内に既に到着から3時間以上が過ぎ、時間はPM9時を回っていました。
その間、何度か先輩からの電話があり対応してみたのですが、一向に繋がらず。
電話の間隔が長くなるばかり。

現場は既に重たい雰囲気が漂い始め、最初は周りで興味深く眺めていた従業員や取締役も
次第に自分達の業務に戻っていっていました。。

(次回完結編に続く)


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